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悩み・場面を組み合わせて選ぶ

映画化されたおすすめ小説18選

映画で心を動かされた物語を、今度は自分の速度で。映像化の実績があり、原作ならではの言葉や心の動きまで味わえる18冊を選びました。

選書・内容更新:2026年9月5日

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How We Chose

この特集の選書基準

劇場公開された実写映画またはアニメーション映画の原作であることを確認し、映画とは異なる心理描写や語り、読後の余韻を楽しめる作品を選びました。

好きな映画から選ぶ

すでに物語を知っている作品なら、人物の気持ちや伏線へ目を向けながら安心して読み始められます。

原作との違いを楽しむ

映像では省かれた場面や内面の言葉を探すと、同じ物語にもう一度新しく出会えます。

いまの気分で選ぶ

泣きたい、謎を追いたい、音楽に浸りたいなど、映画の知名度だけでなく今ほしい読後感を基準に選べます。

映画化された本として選んだ18冊

  • 君の膵臓をたべたい(住野よる)の表紙1

    恋愛・人間ドラマ

    君の膵臓をたべたい

    住野よる

    同級生・山内桜良の余命を知った「僕」が、彼女と残された時間を過ごすなかで距離を変えていく青春小説。

    クラスであまり目立たない男子高校生「僕」は、ある日、同級生の山内桜良の秘密を知ってしまいます。残り少ない時間を共に過ごす中で、二人の距離は少しずつ近づいていきます。読後、大切な人を想いたくなる物語です。

    この本の魅力

    1. 1等身大の高校生たちの会話が、ありのままの青春を描く
    2. 2読み始めると止まらない、短い章で進むテンポのよさ
    3. 3涙のあと、優しい気持ちが残る読後感
  • 流浪の月(凪良ゆう)の表紙2

    恋愛・人間ドラマ

    流浪の月

    凪良ゆう

    誘拐された少女とその加害者。十五年後の再会が、すべての常識を揺るがす。

    家に帰れずにいた少女・更紗と、彼女を家へ迎えた大学生・文。二人の時間は誘拐事件として扱われ、それぞれに事件の当事者という印を残しました。十五年後に再会した二人が、周囲から与えられた見方と、自分たちが知る関係の間で生き方を探す物語です。2020年本屋大賞を受賞し、映画化もされました。

    この本の魅力

    1. 1繊細な筆致で描かれる、複雑な人間関係
    2. 2静かな語りに込められた、深い感情
    3. 3読後、しばらく余韻に浸りたくなる
  • 愛がなんだ(角田光代)の表紙3

    恋愛・人間ドラマ

    愛がなんだ

    角田光代

    会社員のテルコが、思いを寄せるマモルを最優先にしてしまう日々を描く恋愛小説。

    会社員のテルコは、思いを寄せるマモルからの電話を待ち、仕事や友人よりも彼を優先するようになります。しかし、マモルはテルコを恋人として愛しているわけではありません。一方通行の思いから離れられないテルコと、二人を取り巻く人々の関係を描きます。

    この本の魅力

    1. 1一方通行の恋にのめり込む主人公の行動を追う物語
    2. 2恋愛と執着の境界を考えさせる人物描写
    3. 3主人公だけでなく、周囲の人々の関係も丁寧に描かれる
  • かがみの孤城(辻村深月)の表紙4

    ファンタジー

    かがみの孤城

    辻村深月

    学校へ行けない中学生のこころを含む七人が鏡の城へ集まり、願いをかなえる鍵を探す長編。

    学校へ行けず自宅で過ごす中学生のこころは、ある日、光る鏡を通って城へ招かれます。そこには、同じように居場所を失った七人の子どもたちが集められていました。願いをかなえる鍵を探す時間の中で、それぞれの事情と城の秘密が少しずつ明らかになります。

    この本の魅力

    1. 1子どもたちの心の機微が丁寧に描かれる
    2. 2城の規則と七人の事情が段階的に明かされていく
    3. 3読後、心が温かくなる希望の物語
  • 容疑者Xの献身(東野圭吾)の表紙5

    ミステリー

    容疑者Xの献身

    東野圭吾

    天才数学者による完璧なアリバイ工作。論理と感情がせめぎ合う頭脳戦の果てに待つ、誰も予想しなかった真相。

    弁当店で働く花岡靖子は、訪ねてきた元夫を殺してしまいます。隣人で数学教師の石神は、靖子を守るために周到な計画を立てました。物理学者・湯川学は、大学時代の友人である石神の関与に気づき、論理と感情がせめぎ合う対決へ向かいます。第134回直木賞を受賞したガリレオシリーズの長編です。

    この本の魅力

    1. 1石神と湯川が、論理と感情を挟んで向き合う頭脳戦
    2. 2数学と恋が交錯する、唯一無二の物語
    3. 3ラストの衝撃で、もう一度読み返したくなる
  • 舟を編む(三浦しをん)の表紙6

    恋愛・人間ドラマ

    舟を編む

    三浦しをん

    営業部員・馬締光也が辞書編集部へ迎えられ、新辞書『大渡海』の完成へ仲間と長い時間をかけて進む仕事小説。

    出版社の営業部で働く馬締光也は、言葉への感覚を見込まれて辞書編集部へ移ります。定年間近の編集者・荒木や日本語研究者の松本らとともに、新しい辞書『大渡海』の編纂に参加し、用例集めや語釈づくりに向き合います。ひとつの仕事を長く受け継ぐ人々と、馬締自身の変化を描きます。

    この本の魅力

    1. 1辞書の見出し語や用例を選ぶ、地道な編集工程が分かる
    2. 2世代の違う仲間が、長期の仕事を受け継ぐ姿を描く
    3. 3言葉やものづくりに関わる仕事小説を読みたい人向け
  • ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)の表紙7

    ミステリー

    ゴールデンスランバー

    伊坂幸太郎

    首相暗殺の濡れ衣を着せられた元宅配便ドライバーが、仙台の街を逃げ続ける長編。

    首相の凱旋パレードが行われる仙台で、元宅配便ドライバーの青柳雅春は、旧友から首相暗殺の犯人に仕立てられようとしていると告げられます。直後に爆発が起き、青柳は巨大な追跡網から逃げることになります。学生時代の友人やかつて出会った人々とのつながりを頼りに、身に覚えのない容疑から逃れる姿を描きます。

    この本の魅力

    1. 1逃走と追跡が短い場面で切り替わり、物語が連続して動く
    2. 2伏線が美しく回収される快感
    3. 3友人の絆に、胸が熱くなる
  • 告白(湊かなえ)の表紙8

    ミステリー

    告白

    湊かなえ

    娘を殺した犯人は、このクラスにいる。担任の告白から始まり、語り手を変えながら事件の全体像へ迫る物語。

    中学校の女性教師・森口悠子は、終業式のホームルームで、校内で亡くなった娘は事故死ではなく、このクラスの生徒に殺されたのだと告げます。級友、犯人、犯人の家族へと語り手が移り、同じ事件の見え方と、その後に起きる出来事が明らかになっていきます。第6回本屋大賞を受賞した湊かなえのデビュー作です。

    この本の魅力

    1. 1多視点構成で、同じ事件が違って見える
    2. 2心理描写の緊張感が最後まで続く
    3. 3読後、考え込まずにはいられない
  • そして、バトンは渡された(瀬尾まいこ)の表紙9

    恋愛・人間ドラマ

    そして、バトンは渡された

    瀬尾まいこ

    複数の親の間を渡ってきた高校生・優子と、いま共に暮らす義父・森宮を軸に、血縁だけではない家族を描く長編。

    高校三年生の森宮優子は、幼い頃から家族の形が何度も変わり、現在は血のつながらない父・森宮さんと暮らしています。複雑に見える経歴とは裏腹に、優子の日常には、それぞれの親から受け取った食事や音楽、言葉が残っています。親から子へ渡されていく愛情を、優子と大人たちの側から描く物語です。

    この本の魅力

    1. 1優子と複数の親の時間を行き来し、家族のつながりを描く
    2. 2食事やピアノなど、日常の行動から大人たちの愛情が見える
    3. 3重い境遇だけでなく、穏やかな家族小説を読みたい人向け
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(汐見夏衛)の表紙10

    恋愛・人間ドラマ

    あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

    汐見夏衛

    現代から戦時中の日本へ迷い込んだ少女が、特攻隊員の青年と出会い、戦争と別れに向き合う恋愛小説。

    現代に生きる少女は、ある日突然、戦時中の日本へ迷い込みます。そこで出会ったのは、出撃を控える特攻隊員の青年でした。限られた時間のなかで距離を縮める二人を通して、戦争が日常と将来の選択に与える影響を描き、2023年に映画化された作品です。

    この本の魅力

    1. 1現代の少女の視点から、戦時下の暮らしと選択をたどる
    2. 2特攻隊員との出会いを通して、戦争が奪う未来を描く
    3. 3恋愛小説を入口に、戦争を扱う物語を読みたい人に向く
  • 蜜蜂と遠雷(恩田陸)の表紙11

    恋愛・人間ドラマ

    蜜蜂と遠雷

    恩田陸

    国際ピアノコンクールに挑む、若き才能たちの青春を描く。本屋大賞2017大賞受賞の長編。

    芳ヶ江国際ピアノコンクールに集まった、経歴も年齢も異なる演奏家たち。かつて舞台を離れた栄伝亜夜、楽器店勤務の高島明石、優勝候補のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール、そして養蜂家の少年・風間塵が、審査を通して互いの音楽を変えていきます。2017年本屋大賞と第156回直木賞を受賞した長編です。

    この本の魅力

    1. 1本屋大賞2017大賞受賞作
    2. 2音楽の世界に没入できる、読むコンクール群像劇
    3. 3夢と才能をめぐる、心揺さぶる物語
  • マスカレード・ホテル(東野圭吾)の表紙12

    ミステリー

    マスカレード・ホテル

    東野圭吾

    連続殺人事件の犯人像を追う刑事・新田が、捜査のためにホテルのフロント係に。仮面を被った宿泊客たちとの心理戦が始まる。

    東京で起きた連続殺人事件の暗号から、次の犯行場所として高級ホテル『ホテル・コルテシア東京』が浮かびます。刑事・新田浩介はフロント係に扮し、ホテルマンの山岸尚美の指導を受けながら潜入捜査を開始します。宿泊客を疑う新田と、客の秘密を守ろうとする尚美が、異なる立場から犯人に迫ります。

    この本の魅力

    1. 1映画化もされたマスカレードシリーズ第1作
    2. 2ホテルを舞台にした、本格ミステリー
    3. 3刑事とホテルマンの対立と共闘が面白い
  • この夏の星を見る(辻村深月)の表紙13

    恋愛・人間ドラマ

    この夏の星を見る

    辻村深月

    コロナ禍の2020年、離れた地域の天文部員たちがオンラインでつながり「スターキャッチコンテスト」に挑む青春群像小説。

    2020年春、新型コロナウイルスの流行で部活動や行事が次々と中止になる中、茨城・東京・長崎に暮らす中高生たちが、望遠鏡で星を捉える速さを競う「スターキャッチコンテスト」に懸けます。リモートでつながる全国の天文部の生徒たちとともに、奪われた日常の先にある「宝物」を探していく青春群像小説です。2025年に映画化されました。

    この本の魅力

    1. 1コロナ禍の2020年を舞台に、全国の天文部員たちの成長を描く群像劇
    2. 2星を追いかける少年少女の姿に、前向きな読後感が残る
    3. 3『かがみの孤城』の著者が、離れた場所の中高生を描く
    各巻の購入先を見る紹介ページを見る
  • 君が最後に遺した歌(一条岬)の表紙14

    恋愛・人間ドラマ

    君が最後に遺した歌

    一条岬

    歌詞が書けないクラスメイトのために、詞を書くことになった高校生の物語。2026年に映画化された感動ラブストーリー。

    田舎町で祖父母と三人暮らしをしながら、詩作を趣味に生きる高校生の春人。ある日、クラスメイトの遠坂綾音に「一緒に歌を作ってほしい」と頼まれ、歌詞が書けない彼女に代わって詞を書くことになります。四季を過ごす中で二人が紡いだ歌と、時を経ても遺り続ける宝物を描いた物語です。

    この本の魅力

    1. 1『今夜、世界からこの恋が消えても』の著者による、歌をめぐる青春物語
    2. 22026年に映画化され、注目を集めた感動ラブストーリー
    3. 3詞を書く少年と歌う少女の、四季を越えた交流
  • ほどなく、お別れです(長月天音)の表紙15

    恋愛・人間ドラマ

    ほどなく、お別れです

    長月天音

    死者の“想い”を感じ取れる大学生・美空が、葬儀場「坂東会館」で遺族のお別れに寄り添う。2026年2月公開、浜辺美波×目黒蓮W主演映画の原作シリーズ1作目。

    東京スカイツリーの近くにある葬儀場「坂東会館」でアルバイトする大学生の美空には、死者の“想い”を感じ取る不思議な力がある。先輩の葬祭ディレクター・漆原にその力を見込まれた美空は、大切な人を亡くした人々の“想い”に触れながら、最良の「お別れ」のかたちを探しはじめる。

    この本の魅力

    1. 1死者の“想い”を感じ取れるヒロインが、遺族の悲しみに寄り添う物語
    2. 2葬儀という重いテーマを、あたたかくそっと描き出す
    3. 32026年2月公開、浜辺美波×目黒蓮W主演の映画原作
  • ロスト・ケア(葉真中顕)の表紙16

    ミステリー

    ロスト・ケア

    葉真中顕

    高齢者の介護と犯罪をめぐり、検事・大友秀樹が向き合う正義とは。法の判断と生活の現実を問う社会派ミステリー。

    検事の大友秀樹が向き合う事件は、高齢者の介護の現場と深く結びついています。法によって裁く側の視点だけでは捉えきれない事情が、犯罪の背景から浮かび上がります。介護を担う人々と社会のあり方を、正義や責任への問いとともに描くミステリーです。

    この本の魅力

    1. 1検事・大友秀樹の視点から、法と正義の関係を考える
    2. 2介護の負担と、犯罪に至る背景を合わせて見つめる
    3. 3原作の人物設定で、社会の責任を問い直す物語
  • 近畿地方のある場所について(背筋)の表紙17

    ミステリー

    近畿地方のある場所について

    背筋

    さまざまな媒体から集めた記録を通じて、「近畿地方のある場所」と消えた人物を追うモキュメンタリーホラー。単行本と内容が異なる角川文庫版。

    編集者の小澤雄也は、さまざまな媒体から集めた「近畿地方のある場所」に関わる記録を一冊にまとめます。行方を探している人物について情報を求める語りと、断片的な証言や記事が次第に結びついていきます。単行本とは内容が異なる文庫版のモキュメンタリーホラーです。

    この本の魅力

    1. 1記事や証言など、異なる媒体の断片を読みつなぐ構成
    2. 2編集者・小澤雄也が探す人物と「ある場所」の関係を追う
    3. 3単行本とは内容が異なる角川文庫版を対象に登録
  • 爆弾(呉勝浩)の表紙18

    ミステリー

    爆弾

    呉勝浩

    爆発を予言する男・スズキタゴサクと、情報を引き出そうとする刑事・類家が取調室で対峙する爆弾サスペンス。映画化された講談社文庫版。

    秋葉原の廃ビルが爆発する前、取調室の男・スズキタゴサクは「十時に爆発する」と予告していました。さらに爆破は三度続くと語る男から情報を引き出すため、警視庁特殊犯係の類家が対峙します。東京で進む爆破事件と取調室の知能戦を描くサスペンスです。

    この本の魅力

    1. 1爆発を予言する男と刑事が取調室で繰り広げる情報戦
    2. 2秋葉原の爆発を起点に、東京で続く予告の行方を追う
    3. 32025年公開映画の原作を講談社文庫版で読める

よくあるご質問

実写映画だけでなくアニメ映画の原作も含まれますか?

はい。実写映画に加えて、『かがみの孤城』のように劇場アニメーションとして映像化された小説も含めています。

映画を見ていなくても楽しめる本はどれですか?

『君の膵臓をたべたい』『そして、バトンは渡された』『舟を編む』は人物関係を追いやすく、映画を未鑑賞でも物語へ入りやすい作品です。

映画化されたミステリーでおすすめはありますか?

論理と感情が交差する『容疑者Xの献身』、告白形式で真相が反転する『告白』、ホテルを舞台にした『マスカレード・ホテル』がおすすめです。