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歴代の本屋大賞受賞作12選

全国の書店員が選んだ、誰かにすすめたくなる物語。2026年の最新大賞から歴代の大賞作まで、いま読める12冊を新しい順にたどれます。

選書・内容更新:2026年8月29日

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How We Chose

この特集の選書基準

NPO本屋大賞の公式な歴代受賞作を基準に、現在サイトへ登録されている大賞受賞作だけを選びました。ノミネート作や2位以下の作品は含めていません。

最新の大賞から読む

いま話題の一冊を読みたいなら、2026年大賞『イン・ザ・メガチャーチ』から始められます。

年代をさかのぼる

新しい受賞作から順に読むと、その時代に書店員が届けたかった物語の変化も楽しめます。

読みやすさで選ぶ

軽やかな青春小説から重厚な長編まで幅があるため、読める時間と今の集中力に合わせて選ぶのがおすすめです。

本屋大賞受賞作として選んだ12冊

  • イン・ザ・メガチャーチ(朝井リョウ)の表紙1

    恋愛・人間ドラマ

    イン・ザ・メガチャーチ

    朝井リョウ

    ファンダム経済を仕掛ける者、のめり込む者、かつてのめり込んでいた者の三視点から、人を動かす「物語」の功罪を描く本屋大賞2026大賞受賞作。

    ファンダム経済を築く側、応援する対象にのめり込む側、かつて熱狂の中にいた側。三者の視点を通して、人を結びつけ、ときに操る「物語」の光と影を描く、本屋大賞2026大賞受賞作です。現代の信仰とビジネスの関係を、鋭く描き出します。何かを信じるとはどういうことか。現代社会を映す鏡のような一冊です。話題の一冊です。

    この本の魅力

    1. 12026年本屋大賞を受賞した、ファンダムをめぐる長編
    2. 2ファンダムに関わる三者の視点から紡がれる群像劇
    3. 3人を動かす「物語」の力と危うさを考えさせられる
  • カフネ(阿部暁子)の表紙2

    恋愛・人間ドラマ

    カフネ

    阿部暁子

    弟を急逝で亡くした法務局職員の薫子が、遺言書を手がかりに家事代行サービス「カフネ」を手伝いはじめる。食べることを通じて少しずつ前に進む、やさしくてせつない物語。2025年本屋大賞大賞受賞作。

    法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟を原因不明の急死で亡くし、悲しみの中にいた。弟が遺した遺言書をきっかけに、弟の元恋人・小野寺せつなと出会った薫子は、せつなが勤める家事代行サービス「カフネ」を手伝うことに。食べることを通じて、二人の距離は少しずつ縮まっていく。

    この本の魅力

    1. 1本屋大賞2025大賞受賞——全国の書店員がいちばん読んでほしかった一冊
    2. 2「食」と「ともに生きる」ことを軸に、喪失からの回復をていねいに描く
    3. 3個性豊かな登場人物たちの交流が、読む人の心をやわらかくする
  • 成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)の表紙3

    恋愛・人間ドラマ

    成瀬は天下を取りにいく

    宮島未奈

    閉店を控える西武大津店に通い続け、M-1にも挑む中学生・成瀬あかり。我が道を全力で進む姿を描いた痛快な青春小説。

    中学2年の夏、成瀬あかりは閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映ると宣言します。M-1への挑戦や坊主頭の実験など、周囲の目を気にせず我が道を進む成瀬から目が離せない青春小説です。読むほどに成瀬の魅力に引き込まれます。成瀬のまっすぐさに、きっと背中を押されます。読後は爽快な気持ちになれる青春小説です。

    この本の魅力

    1. 12024年本屋大賞を受賞した青春小説
    2. 2予想の斜め上を行く、個性爆発の主人公の痛快さ
    3. 3成瀬の行動を見守る人物たちの視点から関係の変化を描く
  • 汝、星のごとく(凪良ゆう)の表紙4

    恋愛・人間ドラマ

    汝、星のごとく

    凪良ゆう

    瀬戸内の島で出会った高校生の暁海と櫂。孤独と欠落を抱える二人の恋、すれ違い、成長を描く本屋大賞2023大賞受賞作。

    瀬戸内の島で育った高校生の暁海と、母の恋愛に振り回され島へ転校してきた櫂。孤独と欠落を抱える二人が惹かれ合い、すれ違いながら成長していく、自由さと不自由さをめぐる愛の物語です。

    この本の魅力

    1. 12023年本屋大賞を受賞した、二人の人生を追う長編
    2. 2繊細な言葉で紡がれる、恋と選択の長い時間
    3. 3読後、大切な人のことを想いたくなる温かな余韻
  • 同志少女よ、敵を撃て(逢坂冬馬)の表紙5

    恋愛・人間ドラマ

    同志少女よ、敵を撃て

    逢坂冬馬

    独ソ戦下のソ連で、母を殺された少女が狙撃手として戦場に立つ。戦争の生々しさを描いた本屋大賞2022大賞受賞作。

    1942年、独ソ戦下のソ連。母をドイツ軍に殺された少女セラフィマは、復讐のために狙撃兵になることを決意します。戦場の生々しさと、そこを生き抜く少女たちの姿を描く、本屋大賞2022大賞受賞作です。

    この本の魅力

    1. 12022年本屋大賞を受賞した、狙撃手となる少女の物語
    2. 2過酷な戦場を生き抜く、少女たちの強さと絆
    3. 3戦争のリアルを、考えずにはいられない重厚な物語
  • 流浪の月(凪良ゆう)の表紙6

    恋愛・人間ドラマ

    流浪の月

    凪良ゆう

    誘拐された少女とその加害者。十五年後の再会が、すべての常識を揺るがす。

    家に帰れずにいた少女・更紗と、彼女を家へ迎えた大学生・文。二人の時間は誘拐事件として扱われ、それぞれに事件の当事者という印を残しました。十五年後に再会した二人が、周囲から与えられた見方と、自分たちが知る関係の間で生き方を探す物語です。2020年本屋大賞を受賞し、映画化もされました。

    この本の魅力

    1. 1繊細な筆致で描かれる、複雑な人間関係
    2. 2静かな語りに込められた、深い感情
    3. 3読後、しばらく余韻に浸りたくなる
  • そして、バトンは渡された(瀬尾まいこ)の表紙7

    恋愛・人間ドラマ

    そして、バトンは渡された

    瀬尾まいこ

    複数の親の間を渡ってきた高校生・優子と、いま共に暮らす義父・森宮を軸に、血縁だけではない家族を描く長編。

    高校三年生の森宮優子は、幼い頃から家族の形が何度も変わり、現在は血のつながらない父・森宮さんと暮らしています。複雑に見える経歴とは裏腹に、優子の日常には、それぞれの親から受け取った食事や音楽、言葉が残っています。親から子へ渡されていく愛情を、優子と大人たちの側から描く物語です。

    この本の魅力

    1. 1優子と複数の親の時間を行き来し、家族のつながりを描く
    2. 2食事やピアノなど、日常の行動から大人たちの愛情が見える
    3. 3重い境遇だけでなく、穏やかな家族小説を読みたい人向け
  • かがみの孤城(辻村深月)の表紙8

    ファンタジー

    かがみの孤城

    辻村深月

    学校へ行けない中学生のこころを含む七人が鏡の城へ集まり、願いをかなえる鍵を探す長編。

    学校へ行けず自宅で過ごす中学生のこころは、ある日、光る鏡を通って城へ招かれます。そこには、同じように居場所を失った七人の子どもたちが集められていました。願いをかなえる鍵を探す時間の中で、それぞれの事情と城の秘密が少しずつ明らかになります。

    この本の魅力

    1. 1子どもたちの心の機微が丁寧に描かれる
    2. 2城の規則と七人の事情が段階的に明かされていく
    3. 3読後、心が温かくなる希望の物語
  • 蜜蜂と遠雷(恩田陸)の表紙9

    恋愛・人間ドラマ

    蜜蜂と遠雷

    恩田陸

    国際ピアノコンクールに挑む、若き才能たちの青春を描く。本屋大賞2017大賞受賞の長編。

    芳ヶ江国際ピアノコンクールに集まった、経歴も年齢も異なる演奏家たち。かつて舞台を離れた栄伝亜夜、楽器店勤務の高島明石、優勝候補のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール、そして養蜂家の少年・風間塵が、審査を通して互いの音楽を変えていきます。2017年本屋大賞と第156回直木賞を受賞した長編です。

    この本の魅力

    1. 1本屋大賞2017大賞受賞作
    2. 2音楽の世界に没入できる、読むコンクール群像劇
    3. 3夢と才能をめぐる、心揺さぶる物語
  • 舟を編む(三浦しをん)の表紙10

    恋愛・人間ドラマ

    舟を編む

    三浦しをん

    営業部員・馬締光也が辞書編集部へ迎えられ、新辞書『大渡海』の完成へ仲間と長い時間をかけて進む仕事小説。

    出版社の営業部で働く馬締光也は、言葉への感覚を見込まれて辞書編集部へ移ります。定年間近の編集者・荒木や日本語研究者の松本らとともに、新しい辞書『大渡海』の編纂に参加し、用例集めや語釈づくりに向き合います。ひとつの仕事を長く受け継ぐ人々と、馬締自身の変化を描きます。

    この本の魅力

    1. 1辞書の見出し語や用例を選ぶ、地道な編集工程が分かる
    2. 2世代の違う仲間が、長期の仕事を受け継ぐ姿を描く
    3. 3言葉やものづくりに関わる仕事小説を読みたい人向け
  • 告白(湊かなえ)の表紙11

    ミステリー

    告白

    湊かなえ

    娘を殺した犯人は、このクラスにいる。担任の告白から始まり、語り手を変えながら事件の全体像へ迫る物語。

    中学校の女性教師・森口悠子は、終業式のホームルームで、校内で亡くなった娘は事故死ではなく、このクラスの生徒に殺されたのだと告げます。級友、犯人、犯人の家族へと語り手が移り、同じ事件の見え方と、その後に起きる出来事が明らかになっていきます。第6回本屋大賞を受賞した湊かなえのデビュー作です。

    この本の魅力

    1. 1多視点構成で、同じ事件が違って見える
    2. 2心理描写の緊張感が最後まで続く
    3. 3読後、考え込まずにはいられない
  • ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)の表紙12

    ミステリー

    ゴールデンスランバー

    伊坂幸太郎

    首相暗殺の濡れ衣を着せられた元宅配便ドライバーが、仙台の街を逃げ続ける長編。

    首相の凱旋パレードが行われる仙台で、元宅配便ドライバーの青柳雅春は、旧友から首相暗殺の犯人に仕立てられようとしていると告げられます。直後に爆発が起き、青柳は巨大な追跡網から逃げることになります。学生時代の友人やかつて出会った人々とのつながりを頼りに、身に覚えのない容疑から逃れる姿を描きます。

    この本の魅力

    1. 1逃走と追跡が短い場面で切り替わり、物語が連続して動く
    2. 2伏線が美しく回収される快感
    3. 3友人の絆に、胸が熱くなる

よくあるご質問

2026年の本屋大賞はどの作品ですか?

2026年の本屋大賞は、朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』です。ファンダム経済と人を動かす物語の力を、三つの視点から描いています。

2025年の本屋大賞はどの作品ですか?

2025年の本屋大賞は、阿部暁子『カフネ』です。急死した弟の遺言書をきっかけに、「食」を通じて人々を支える物語が始まります。

本屋大賞を初めて読む人におすすめの一冊は?

テンポよく読める『成瀬は天下を取りにいく』や、温かな家族の物語『そして、バトンは渡された』が入りやすい作品です。

この一覧にはノミネート作品も含まれますか?

いいえ。この一覧は各年の大賞受賞作だけを対象にしています。ノミネートや2位以下の作品は含めていません。