
和田竜|『忍びの国』|(新潮文庫刊)
歴史・時代小説
忍びの国
和田竜新潮文庫・原作小説 / 新潮社 / 2011-02-28 / 384ページ
ISBN 9784101349770
天正伊賀の乱を背景に、忍びの無門と伊賀を攻める織田信雄の軍勢を描く歴史小説。武勇だけでなく、利害や駆け引きが動かす戦いを追います。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
戦国の伊賀に暮らす無門は、腕の立つ忍びでありながら怠け者でもあります。妻のお国に稼ぎを求められ、褒美を目当てに他家の伊賀者を殺めます。やがて伊賀の忍びたちと織田信雄の軍勢が対峙する中で、金銭や支配をめぐる思惑と、人が何のために戦うのかという問いを描く小説です。
読む前に知っておきたいこと
強い忍者の技だけでなく、報酬や支配をめぐる利害が戦いを動かします。無門を立派な英雄と決めつけず、登場人物が何を守り、何を得ようとするかに注目する読み方を提案します。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 天正伊賀の乱を舞台に、謀略と戦闘を描く一冊
- 人物の利害から戦いの行方を追いたい人への歴史小説
- 殺傷を伴う物語で、史実を解説する歴史資料ではない
こんな読み方をしたい人に
歴史小説の入口として、人物の駆け引きと戦闘を追いたい人に。長大なシリーズより、文庫一冊で伊賀と織田方の対立を読む作品を選びたい場合の候補です。
今回は別の本がよさそうなとき
殺傷や戦争を扱うため、軽い忍者冒険ものだけを期待する人には別の本も勧めます。史実を背景にした創作であり、歴史の事実確認には資料が別途必要です。漫画版とは異なる単巻小説です。日付は文庫発売日、openBDの刊行月は2011年3月です。
- 読み進め方の目安
- 日々の読書時間に組み込みたいときの候補。まとまった時間がない日は、無理に読み切らず、気になるところで区切ってみてください。
- 文章の雰囲気
- 骨太
- 選書時に重視した読後感
- 現実から離れる・視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
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書誌・参考情報
- 著者
- 和田竜
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2011-02-28
- 版・判型
- 新潮文庫・原作小説
- 掲載版のページ数
- 384ページ
- 新潮文庫・原作小説のISBN
- 9784101349770
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『忍びの国』新潮文庫版 ↗(確認日 2026-09-28)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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