
遠藤周作『沈黙』(新潮文庫刊)
歴史・時代小説
沈黙
遠藤周作新潮文庫 / 新潮社 / 1981-10-19 / 320ページ
ISBN 9784101123158
キリシタン禁制下の日本へ来た司祭を通し、信仰と人間の弱さを問う長編。歴史的な事件の解説より、苦しみの前での判断を追います。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
島原の乱が終わり、キリスト教への取り締まりが続く日本へ、ポルトガル人司祭ロドリゴが渡ってきます。彼が向き合うのは、信仰を守ろうとして苦しむ人々と、自分が信じてきた神への問い。人を救いたいという思いと、目の前の苦痛との間で揺れる判断を描く長編小説です。
読む前に知っておきたいこと
舞台の歴史を知るだけでなく、他者の苦痛を前にした人物の判断に注目できる作品です。信仰の有無を読者に求めるのではなく、自分の信念が他人にとって何を意味するのか、という観点から選ぶ方法もあります。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 禁教下の日本を、来日した司祭の側からたどる長編
- 信念を守ることと他者を救うことの違いを考えたい人へ
- 迫害や拷問を扱うため、題材の重さを確かめて選ぶ
こんな読み方をしたい人に
歴史小説から、戦いの勝敗や英雄の活躍とは異なる問いに出会いたい人に。一つの判断を簡単に正しい・間違いと決めず、立場の違いを考えながら読みたい場合に提案します。
今回は別の本がよさそうなとき
宗教的な迫害、拷問、死が重要な題材です。穏やかな歴史散歩や、信仰への明快な答えを期待する日には合わないかもしれません。対象は文庫一冊で、映像版や宗教・歴史の解説書ではありません。
- 読み進め方の目安
- 日々の読書時間に組み込みたいときの候補。まとまった時間がない日は、無理に読み切らず、気になるところで区切ってみてください。
- 文章の雰囲気
- 骨太
- 選書時に重視した読後感
- 視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
自分に合う版で、続きを読む。
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書誌・参考情報
- 著者
- 遠藤周作
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 1981-10-19
- 版・判型
- 新潮文庫
- 掲載版のページ数
- 320ページ
- 新潮文庫のISBN
- 9784101123158
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『沈黙』新潮文庫版 ↗(確認日 2026-09-27)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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