
和田竜『村上海賊の娘(一)』(新潮文庫刊)
歴史・時代小説
村上海賊の娘
和田竜新潮文庫・全四巻 / 新潮社 / 2016-06-28
ISBN 9784101349787(代表巻)
戦国時代、瀬戸内の村上海賊の当主の娘・景が、織田信長と本願寺の戦いに関わっていく歴史小説。木津川合戦の史実を基にした新潮文庫全四巻です。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
戦国時代の瀬戸内海で強い勢力を持った村上海賊。当主・村上武吉の娘の景は、父譲りの荒々しさで海賊働きに明け暮れていました。織田信長と本願寺のにらみ合いが続くなか、景は合戦を前にした難波へ向かいます。海の武士たちの思惑と、乱世を自分の意思で生きようとする景の行動を追う、木津川合戦を題材にした長編です。
読む前に知っておきたいこと
主人公の景は、海賊の当主の娘として瀬戸内から難波の合戦へ関わっていきます。天下人の側ではなく、海賊衆や本願寺方など複数の勢力の思惑から戦国の合戦を見る構成が、この作品を選ぶ手がかりになります。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 2014年の本屋大賞と吉川英治文学新人賞を受賞した長編
- 海賊衆や門徒など、立場の違う集団の思惑を読みたい人へ
- 文庫は全四巻。合戦場面には流血を伴う描写がある
こんな読み方をしたい人に
『忍びの国』から和田竜の別の歴史小説へ進みたい人や、海を舞台にした合戦の物語を探している人に。登場人物の多い長編を、時間をかけて読みたいときの候補です。
今回は別の本がよさそうなとき
新潮文庫は一巻356・二巻340・三巻372・四巻372ページの四冊で一作品です。代表書影と代表ISBNは一巻です。合戦の場面には流血を伴う描写があります。史実を基にした小説で、歴史の解説書ではありません。発売日・ページ数・受賞は出版社表記です。
- 読み進め方の目安
- 何回かに分けて、じっくり向き合いたいときの候補。区切りと進捗をメモに残すと、次に開く場所を思い出せます。
- 文章の雰囲気
- 骨太
- 選書時に重視した読後感
- 現実から離れる・知識が増える。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
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書誌・参考情報
- 著者
- 和田竜
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2016-06-28
- 版・判型
- 新潮文庫・全四巻
- 1巻のISBN
- 9784101349787
- 2巻のISBN
- 9784101349794
- 3巻のISBN
- 9784101349800
- 4巻のISBN
- 9784101349817
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『村上海賊の娘(一)』新潮文庫版(二〜四巻は同社134979〜134981) ↗(確認日 2026-10-03)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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