
原田マハ『暗幕のゲルニカ』(新潮文庫刊)
ミステリー
暗幕のゲルニカ
原田マハ新潮文庫 / 新潮社 / 2018-06-28 / 512ページ
ISBN 9784101259628
ピカソの絵をめぐり、過去と現代の二つの視点が交差するアートサスペンス。美術鑑賞の案内より、芸術と政治の関係を物語から考えたい人へ。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
国連本部から「ゲルニカ」のタペストリーが消え、ニューヨーク近代美術館のキュレーター・八神瑤子は絵をめぐる陰謀に巻き込まれます。一方、ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが生きた時代には、戦争の中で制作に向かう画家の姿がありました。二つの時代を行き来し、絵が社会に何を問いかけるのかをたどる小説です。
読む前に知っておきたいこと
二つの時代で、同じ絵に関わる人々の立場を見比べる構成です。絵の技法を学ぶより、作品が作られる場面と社会に受け止められる場面の違いを読む入口として提案します。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 二つの時代を交差させ、一枚の絵をめぐる長編
- 美術と政治が出会う場面を、人物の選択から読みたい人へ
- 戦争や暴力を扱う小説で、美術史の解説書とは異なる
こんな読み方をしたい人に
『楽園のカンヴァス』から、美術と社会の関係を扱う別の原田マハ作品へ進みたい人に。人物と時代を整理しながら、長編に腰を据えたいときの候補です。
今回は別の本がよさそうなとき
戦争や暴力、喪失に関わる題材があります。実在の画家や作品が登場しますが、小説の出来事をそのまま史実とみなすための本ではありません。掲載版は512ページの文庫一冊。発売日・ページ数は出版社表記です。
- 読み進め方の目安
- 何回かに分けて、じっくり向き合いたいときの候補。区切りと進捗をメモに残すと、次に開く場所を思い出せます。
- 文章の雰囲気
- 骨太
- 選書時に重視した読後感
- 視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
自分に合う版で、続きを読む。
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書誌・参考情報
- 著者
- 原田マハ
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2018-06-28
- 版・判型
- 新潮文庫
- 掲載版のページ数
- 512ページ
- 新潮文庫のISBN
- 9784101259628
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『暗幕のゲルニカ』新潮文庫版 ↗(確認日 2026-10-01)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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