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ルビンの壺が割れた(宿野かほる)の表紙

宿野かほる|『ルビンの壺が割れた』|(新潮文庫刊)

ミステリー

ルビンの壺が割れた

宿野かほる

新潮文庫 / 新潮社 / 2020-01-29 / 176ページ

ISBN 9784101017617

かつて結婚を約束した相手へのメッセージから始まる小説。二人のやりとりだけで進む物語で、言葉がつくる人物像の揺らぎに注目できます。

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この本のあらすじ

水谷一馬は、フェイスブックで、大学の演劇部時代の恋人・未帆子を見つけます。二十八年前に結婚を約束した相手へ送ったメッセージをきっかけに、二人のやりとりが始まります。過去を語る言葉を、どこまでそのまま受け取れるのか。往復するメッセージを手がかりに、二人の関係を追っていく小説です。

読む前に知っておきたいこと

場面を説明する語り手を置かず、メッセージの送り手と受け手の言葉から関係を組み立てる形式です。サイトでは謎と緊張感の入口としてミステリー棚に置いていますが、探偵が捜査を進める作品ではありません。

EDITOR’S NOTE

この一冊を選ぶために

ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。

  • 全編を二人のメッセージのやりとりで進める形式
  • 説明される人物像を確かめながら読みたい人へ
  • 文庫176ページでも、穏やかな恋愛小説ではない

こんな読み方をしたい人に

長い小説に入る前に、短めの一冊で語りの仕掛けを味わいたい人に。言葉に表れた事実と、その言葉を使う人の意図を分けて考えたい場合の候補です。

今回は別の本がよさそうなとき

元恋人の再会という入口でも、不穏な展開を含みます。176ページという短さを、題材の軽さの保証にはできません。先の展開を知らずに選びたい人は詳しい感想の閲覧にご注意ください。日付は出版社の発売日で、openBDの刊行月は2020年2月です。

読み進め方の目安
短い区切りから読み始めたいときの候補。短く読める分類でも、内容の軽さや読了時間を保証するものではありません。
文章の雰囲気
骨太
選書時に重視した読後感
現実から離れる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
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書誌・参考情報

出版社
新潮社
掲載版の刊行情報
2020-01-29
版・判型
新潮文庫
掲載版のページ数
176ページ
新潮文庫のISBN
9784101017617

版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『ルビンの壺が割れた』新潮文庫版 ↗(確認日 2026-09-28)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。

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