
辻村深月『ツナグ 想い人の心得』(新潮文庫刊)
恋愛・人間ドラマ
ツナグ 想い人の心得
辻村深月新潮文庫 / 新潮社 / 2022-06-27 / 416ページ
ISBN 9784101388830
死者との再会を仲介する歩美は、役目を継いで七年目に。依頼を受ける側の判断にも目を向ける、『ツナグ』の続編。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
死者との再会を仲介する「使者」の役目を継いで七年、渋谷歩美は会社勤めと並行して依頼を受けています。亡き憧れの人物に会いたい若い俳優や、娘を失った両親などが歩美を訪ねます。誰と何を話したいのかという依頼者の願いと、それに向き合う使者の姿を描く連作小説です。
読む前に知っておきたいこと
再会の場面だけでなく、依頼を受ける人の責任に関心があるかが選ぶ軸になります。歩美は役目を継いで七年目にあり、依頼者の願いをどう受け止めるかも物語の入口です。前作と同じ感情になると決めず、歩美の立場の変化に注目して選べます。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 依頼者の願いだけでなく、再会を仲介する歩美の判断を追う
- 第1作の歩美が、その後どう役目を担うか知りたい人に
- 死別を扱う独立した続編で、第1作の下巻ではない
こんな読み方をしたい人に
第1作『ツナグ』を読み、歩美がその後も使者を続ける姿を追いたい人に。初めてなら第1作で再会の仕組みと歩美の背景に触れ、関心が続いたら本作へ進む順番を提案します。各章の依頼者の願いを区切りとして読める連作です。
今回は別の本がよさそうなとき
子どもを失った親など、死別に関わる依頼を扱います。再会の設定があっても、つらさを感じないとは限りません。悲しみから距離を置きたい日は別の題材を選べます。本作はシリーズの別作品であり、第1作と上下巻で一つの作品になる構成ではありません。
- 読み進め方の目安
- 日々の読書時間に組み込みたいときの候補。まとまった時間がない日は、無理に読み切らず、気になるところで区切ってみてください。
- 文章の雰囲気
- 軽やか
- 選書時に重視した読後感
- 視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
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書誌・参考情報
- 著者
- 辻村深月
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2022-06-27
- 版・判型
- 新潮文庫
- 掲載版のページ数
- 416ページ
- 新潮文庫のISBN
- 9784101388830
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『ツナグ 想い人の心得』新潮文庫版 ↗(確認日 2026-09-17)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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