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赤ひげ診療譚(山本周五郎)の表紙

山本周五郎|『赤ひげ診療譚』|(新潮文庫刊)

歴史・時代小説

赤ひげ診療譚

山本周五郎

新潮文庫・2019年新装版 / 新潮社 / 2019-01-29 / 416ページ

ISBN 9784101134857

小石川養生所に赴任した若い医師が、赤ひげと呼ばれる医長のもとで患者に向き合う八編。病だけでは説明できない暮らしの苦しさを見つめます。

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この本のあらすじ

長崎で学び、幕府の御番医を目指していた保本登は、意に反して小石川養生所に勤めることになります。そこを率いるのは、赤ひげと呼ばれる医長・新出去定です。反発を抱く登は、患者たちが背負う貧困や事情に触れていきます。治療の技術だけで人を救えるのかを、八つの物語から考える時代小説です。

読む前に知っておきたいこと

養生所という一つの場所を、患者の事情が異なる八編から見ていく構成です。保本登の志望と現実の隔たりに注目すると、江戸の医療だけでなく、仕事を通して人を見る目が変わる物語として選べます。

EDITOR’S NOTE

この一冊を選ぶために

ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。

  • 若い医師と患者たちの関わりを八編でたどる
  • 江戸の医療の場から、貧困と人の尊厳を考えたい人へ
  • 病や死を扱うため、穏やかな人情話だけではない

こんな読み方をしたい人に

歴史小説から合戦や権力争いとは違う題材を探している人に。一編ごとに区切りつつ、登と赤ひげの関わりを続けて追いたい場合に提案します。

今回は別の本がよさそうなとき

病、貧困、死などを扱い、短編形式でも軽い内容の保証ではありません。対象は416ページの新装文庫一冊で、映像の脚本や現代医療の解説書ではありません。日付は出版社の発売日で、書誌上の刊行月は2019年2月です。

読み進め方の目安
何回かに分けて、じっくり向き合いたいときの候補。区切りと進捗をメモに残すと、次に開く場所を思い出せます。
文章の雰囲気
骨太
選書時に重視した読後感
視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
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書誌・参考情報

出版社
新潮社
掲載版の刊行情報
2019-01-29
版・判型
新潮文庫・2019年新装版
掲載版のページ数
416ページ
新潮文庫・2019年新装版のISBN
9784101134857

版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『赤ひげ診療譚』新装文庫版 ↗(確認日 2026-09-27)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。

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