
窪美澄『晴天の迷いクジラ』(新潮文庫刊)
恋愛・人間ドラマ
晴天の迷いクジラ
窪美澄新潮文庫 / 新潮社 / 2014-06-27 / 432ページ
ISBN 9784101391427
仕事と失恋で追い詰められた由人、会社を失いかけた社長の野乃花、母との関係に苦しむ高校生の正子。三人が湾に迷い込んだクジラを見に行く長編。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
デザイン会社で働く由人は、失恋と激務が重なり、うつを発症します。社長の野乃花は、傾いた会社とともに自分の人生も終わらせようと考えていました。二人は最後に、湾に迷い込んだクジラを見るため南の半島へ向かい、途中で高校生の正子を車に乗せます。生きることをやめようとしていた三人は、旅の先で何を話すのか。
読む前に知っておきたいこと
四つの章からなり、最後の章の題は「迷いクジラのいる夕景」です。年齢も立場も違う三人が、同じ車で同じ場所へ向かうまでの事情に注目して選べます。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 追い詰められた三人が、迷いクジラを見に行く長編
- 苦しさを抱えた人物の事情を、時間をかけて読みたい人へ
- 自死を考える人物やうつ、親子の問題を扱う。432ページ
こんな読み方をしたい人に
仕事や家族との関係で行き詰まった人物を描く小説を探す人に。『ふがいない僕は空を見た』を読み、同じ著者の長編をもう一冊選びたいときの候補です。
今回は別の本がよさそうなとき
死を選ぼうとする人物、うつ、母と娘の関係による苦しみが中心にあります。つらい時期には無理に読み進めず、必要なら身近な人や相談窓口を頼ってください。掲載版は2014年刊の新潮文庫、432ページです。
- 読み進め方の目安
- 何回かに分けて、じっくり向き合いたいときの候補。区切りと進捗をメモに残すと、次に開く場所を思い出せます。
- 文章の雰囲気
- 骨太
- 選書時に重視した読後感
- 視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
自分に合う版で、続きを読む。
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書誌・参考情報
- 著者
- 窪美澄
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2014-06-27
- 版・判型
- 新潮文庫
- 掲載版のページ数
- 432ページ
- 新潮文庫のISBN
- 9784101391427
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『晴天の迷いクジラ』新潮文庫 ↗(確認日 2026-10-06)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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