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ふがいない僕は空を見た(窪美澄)の表紙

窪美澄『ふがいない僕は空を見た』(新潮文庫刊)

恋愛・人間ドラマ

ふがいない僕は空を見た

窪美澄

新潮文庫 / 新潮社 / 2012-09-28 / 320ページ

ISBN 9784101391410

高校生、子どもを望まれる女性、祖母と暮らす少年。性や出産、生活の困難を、関わり合う人々の側から見つめる連作長編。

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この本のあらすじ

高校生の斉藤は、年上の既婚女性と関係を持っています。子どもを授かることへの圧力に悩む女性、認知症の祖母と暮らす少年、助産院を営む斉藤の母など、周囲にもそれぞれの生活があります。語る人を変えながら、性や出産、貧しさとともに生きる人々を描く連作長編です。

読む前に知っておきたいこと

人の行動だけを見て判断するのか、その人が置かれた生活の条件まで知りたいのかが選ぶ軸です。五つの章で語る側が変わる構成に注目し、ある人物への見方をいったん保留して次の章へ進む読み方を提案します。

EDITOR’S NOTE

この一冊を選ぶために

ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。

  • 五つの章を通して、関わり合う人々の生活を別の側から見る
  • 人の行動を、家庭や経済状況と切り離さず考えたい人に
  • 性・不妊・出産・貧困を扱うため、選ぶ日の気分にも注意

こんな読み方をしたい人に

性や家族の問題を、生活の困難と一緒に考えたい人に。一人の主人公の成功を追う話より、関わり合う人々の事情を知りたい日の候補です。章の区切りで読書ログに気になった人物を残す使い方もできます。

今回は別の本がよさそうなとき

性的な関係、不妊や出産をめぐる圧力、貧困、認知症の家族との生活を扱います。こうした題材を今は避けたい人に、癒やしの一冊としては提案しません。文庫の発売日は出版社の2012年9月28日を採用し、書誌データの出版年月「2012年10月」と区別しています。

読み進め方の目安
日々の読書時間に組み込みたいときの候補。まとまった時間がない日は、無理に読み切らず、気になるところで区切ってみてください。
文章の雰囲気
骨太
選書時に重視した読後感
視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
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書誌・参考情報

著者
窪美澄
出版社
新潮社
掲載版の刊行情報
2012-09-28
版・判型
新潮文庫
掲載版のページ数
320ページ
新潮文庫のISBN
9784101391410

版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『ふがいない僕は空を見た』新潮文庫版(確認日 2026-09-17)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。

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