
道尾秀介|『向日葵の咲かない夏』|(新潮文庫刊)
ミステリー
向日葵の咲かない夏
道尾秀介新潮文庫 / 新潮社 / 2008-07-29 / 480ページ
ISBN 9784101355511
級友の死と消えた遺体をきっかけに、少年と妹が奇妙な夏を過ごすミステリー。語られる出来事をどう受け取るかに関心がある人への候補です。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
終業式の日、欠席した級友の家を訪れた「僕」は、S君が死んでいるのを見つけます。ところが、その遺体は消えてしまいます。一週間後、別の姿で現れたS君は、自分は殺されたのだと訴えます。「僕」と妹のミカが真相を追ううちに、身の回りの出来事が別の顔を見せ始める長編ミステリーです。
読む前に知っておきたいこと
死んだ級友が別の姿で現れるという設定を、語り手がどのように受け止めるかが選書の軸になります。目の前の出来事と、それを説明する言葉の間に立ち止まりたい人へのミステリーです。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 消えた遺体と姿を変えた級友をめぐる長編の謎
- 語り手の見ている世界を確かめながら読みたい人へ
- 子どもの死を扱うため、明るい夏休みの物語ではない
こんな読み方をしたい人に
一つの長編を追い、人物の言葉や違和感を振り返りながら読む時間を取りたい人に。現実的な捜査手順だけを楽しむ作品とは異なる入口として提案します。
今回は別の本がよさそうなとき
子どもの死や、自死を思わせる場面を扱います。夏休みの明るさや穏やかな読後感を求める日には合わないかもしれません。全体は480ページで、短い謎ごとに完結する短編集ではありません。刊行日は出版社の文庫発売日です。
- 読み進め方の目安
- 何回かに分けて、じっくり向き合いたいときの候補。区切りと進捗をメモに残すと、次に開く場所を思い出せます。
- 文章の雰囲気
- 骨太
- 選書時に重視した読後感
- 視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
自分に合う版で、続きを読む。
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書誌・参考情報
- 著者
- 道尾秀介
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2008-07-29
- 版・判型
- 新潮文庫
- 掲載版のページ数
- 480ページ
- 新潮文庫のISBN
- 9784101355511
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『向日葵の咲かない夏』新潮文庫版 ↗(確認日 2026-09-27)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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