
西條奈加『善人長屋』(新潮文庫刊)
歴史・時代小説
善人長屋
西條奈加新潮文庫 / 新潮社 / 2012-09-28 / 384ページ
ISBN 9784101357744
善人ばかりと評判の長屋。実は住人は皆、裏稼業を持つ悪党。そこへ本物の善人・加助が越してきて、人助けの厄介ごとを次々に持ち込む連作時代小説。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
差配の儀右衛門は盗品を売りさばき、髪結いの半造は情報屋、唐吉と文吉の兄弟は美人局。善人ぞろいと評判の長屋の住人は、そろって裏の顔を持っています。そこへ、人助けが生きがいの錠前職人・加助が住み始めました。加助が面倒を持ち込むたび、悪党たちは渋々手を貸します。裏稼業の腕は、人助けにどう使われるのでしょうか。
読む前に知っておきたいこと
加助が持ち込む厄介ごとを、住人たちが裏稼業の技で片づけていく連作です。盗品を扱う差配、情報屋の髪結い、美人局の兄弟と、長屋の面々がそれぞれ別の稼業を持っています。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 表題作から「野州屋の蔵」まで九編を収めた連作
- 悪党が人助けに巻き込まれる、人情ものの時代小説を読みたい人へ
- 盗みや詐欺が稼業として出てくる。384ページの新潮文庫
こんな読み方をしたい人に
『しゃばけ』のように、江戸の町を舞台に一話ずつ読める時代小説を探している人に。2022年放送のNHK BS時代劇の原作を確かめたいときにも提案します。
今回は別の本がよさそうなとき
盗品の売買や美人局など、犯罪が住人の稼業として描かれます。史実を扱う歴史小説ではなく、町人の暮らしを舞台にした時代小説です。掲載版は2012年刊の新潮文庫、384ページです。
- 読み進め方の目安
- 日々の読書時間に組み込みたいときの候補。まとまった時間がない日は、無理に読み切らず、気になるところで区切ってみてください。
- 文章の雰囲気
- 軽やか
- 選書時に重視した読後感
- 現実から離れる・心が温まる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
自分に合う版で、続きを読む。
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書誌・参考情報
- 著者
- 西條奈加
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2012-09-28
- 版・判型
- 新潮文庫
- 掲載版のページ数
- 384ページ
- 新潮文庫のISBN
- 9784101357744
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『善人長屋』新潮文庫 ↗(確認日 2026-10-07)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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