
筒井康隆『敵』(新潮文庫刊)
恋愛・人間ドラマ
敵
筒井康隆新潮文庫 / 新潮社 / 2000-11-29 / 336ページ
ISBN 9784101171395
妻に先立たれた75歳の元大学教授・渡辺儀助。食事や晩酌を楽しむ一人暮らしに、ある日「敵」の気配が入り込む。老いを見つめる長編。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
渡辺儀助は75歳。大学教授を辞めて十年、妻を亡くしてからは、残りの蓄えを計算しながら一人で暮らしています。料理にこだわり、晩酌を楽しみ、ときには酒場へも出かける日々。かつての教え子の鷹司靖子は、待っていてもなかなか訪ねてきません。そんな暮らしの中に「敵」が現れます。それは何を指しているのでしょうか。
読む前に知っておきたいこと
目次には「朝食」「物置」「預貯金」「昼寝」など、暮らしの一場面を題にした短い章が並びます。整えられた日常が、後半の「敵」「侵略」「幻聴」といった章でどう変わるかに注目できます。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 「朝食」「友人」など短い章を重ねて老人の暮らしを描く
- 老いと一人暮らしを細部から描く小説を読みたい人へ
- 性や死に触れる章がある。2025年公開の映画の原作
こんな読み方をしたい人に
2025年1月公開の映画(吉田大八監督)をきっかけに原作を確かめたい人や、筒井康隆の作品から老いを主題にした長編を選びたい人に提案します。
今回は別の本がよさそうなとき
現実と夢の境目があいまいになっていく作品で、筋のはっきりした物語を求める日には向かない可能性があります。目次には「性欲」「自裁」と題した章があります。掲載版は2000年刊の新潮文庫、336ページです。
- 読み進め方の目安
- 日々の読書時間に組み込みたいときの候補。まとまった時間がない日は、無理に読み切らず、気になるところで区切ってみてください。
- 文章の雰囲気
- 骨太
- 選書時に重視した読後感
- 視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
自分に合う版で、続きを読む。
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書誌・参考情報
- 著者
- 筒井康隆
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2000-11-29
- 版・判型
- 新潮文庫
- 掲載版のページ数
- 336ページ
- 新潮文庫のISBN
- 9784101171395
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『敵』新潮文庫 ↗(確認日 2026-10-07)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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