
又吉直樹『劇場』(新潮文庫刊)
恋愛・人間ドラマ
劇場
又吉直樹新潮文庫 / 新潮社 / 2019-08-28 / 256ページ
ISBN 9784101006512
東京で劇団を旗揚げした永田と、彼を信じる沙希の恋愛小説。創作の理想を追うことと、そばにいる相手を大切にすることの難しさに目を向けます。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
高校を出て大阪から東京へ移った永田は、劇団を旗揚げしますが、公演は評価されず仲間も離れていきます。そんな日々に出会った沙希は、永田の才能を信じる存在でした。思い描く創作と現実の隔たりが、二人の関係にも影を落としていく中、夢を追う人と支える人の距離を描く小説です。
読む前に知っておきたいこと
演劇を続けたい気持ちと、身近な人との関係を保つことが並んで描かれます。創作の成功だけを追うのではなく、才能を信じる側と信じられる側の距離を読む選び方を提案します。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 演劇を志す青年の理想と、二人の暮らしを描く小説
- 創作への情熱と恋愛のすれ違いを一緒に読みたい人へ
- 関係の苦しさも扱うため、明るい恋物語を求める日は注意
こんな読み方をしたい人に
『火花』から、別の表現活動をめぐる又吉直樹の小説へ進みたい人に。恋が始まる場面より、一緒にいることの難しさを描く作品を探す場合にも。
今回は別の本がよさそうなとき
挫折や関係のすれ違いを扱うため、ページ数の少なさを気軽さの保証にはできません。原作小説の文庫版です。発売日は2019年8月28日、openBDの刊行月は2019年9月で、ページ数は出版社の公称です。
- 読み進め方の目安
- 日々の読書時間に組み込みたいときの候補。まとまった時間がない日は、無理に読み切らず、気になるところで区切ってみてください。
- 文章の雰囲気
- 骨太
- 選書時に重視した読後感
- 視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
自分に合う版で、続きを読む。
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書誌・参考情報
- 著者
- 又吉直樹
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2019-08-28
- 版・判型
- 新潮文庫
- 掲載版のページ数
- 256ページ
- 新潮文庫のISBN
- 9784101006512
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『劇場』新潮文庫版 ↗(確認日 2026-09-29)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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