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火のないところに煙は(芦沢央)の表紙

芦沢央『火のないところに煙は』(新潮文庫刊)

ミステリー

火のないところに煙は

芦沢央

新潮文庫 / 新潮社 / 2021-06-24

ISBN 9784101014326

神楽坂を舞台にした怪談の依頼を受けた作家の〈私〉。聞き集めた怪異の話が六話で重なっていく、ミステリと怪談を合わせた連作。

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この本のあらすじ

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」。依頼を受けた作家の〈私〉は、かつてその地で起きた出来事を思い出し、迷いながらも書き始めます。評判の占い師、悪夢に悩まされる家、鏡に映る見知らぬ子。集まってくる話はそれぞれ別の怪異に見えますが、本当に無関係なのか。第一話から最終話まで六話で構成された一冊です。

読む前に知っておきたいこと

語り手は怪談の執筆を依頼された作家で、聞いた話や調べたことを書き記す体裁を取ります。一話ごとの怪異に筋の通る説明が付くのかを考えながら読む楽しみ方を提案します。

EDITOR’S NOTE

この一冊を選ぶために

ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。

  • 作家の〈私〉が怪談を書き進める形の、全六話の連作
  • 怪異の正体を推理しながら読むホラーを探す人へ
  • 実話怪談の体裁で恐怖を描く。怖い話が苦手な日は注意

こんな読み方をしたい人に

『残穢』や『近畿地方のある場所について』のように、記録や取材の形を取るホラーに関心がある人に。短い話を一つずつ読み進めたいときの候補です。

今回は別の本がよさそうなとき

人の死や心霊現象を扱い、恐怖を中心に据えた作品です。怖い話が苦手な人は、読む時間帯や場所を選んでください。掲載版は2021年刊の新潮文庫で、2018年刊の単行本とは別版です。

読み進め方の目安
日々の読書時間に組み込みたいときの候補。まとまった時間がない日は、無理に読み切らず、気になるところで区切ってみてください。
文章の雰囲気
軽やか
選書時に重視した読後感
現実から離れる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
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書誌・参考情報

著者
芦沢央
出版社
新潮社
掲載版の刊行情報
2021-06-24
版・判型
新潮文庫
新潮文庫のISBN
9784101014326

版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『火のないところに煙は』新潮文庫 ↗(確認日 2026-10-04)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。

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