
垣根涼介『室町無頼〔上〕』(新潮文庫刊)
歴史・時代小説
室町無頼
垣根涼介新潮文庫・上下巻 / 新潮社 / 2019-01-29
ISBN 9784101329789(代表巻)
応仁の乱の前夜。身寄りのない少年・才蔵が、ならず者の頭目・骨皮道賢と浮浪の徒・蓮田兵衛に出会い、棒術を身につけていく歴史小説。文庫は上下二巻。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
応仁の乱が起きる少し前の京。天涯孤独の少年・才蔵は、幕府から市中の警護を任されるならず者の頭目・骨皮道賢に見込まれ、やがて百姓たちの信頼を集める蓮田兵衛に預けられます。棒術の厳しい修業を経て力をつける才蔵。一方で兵衛は、民を束ねて一揆を企てます。秩序の外で生きる者たちは、時代をどう動かすのか。
読む前に知っておきたいこと
上巻は才蔵が道賢と兵衛に出会い、唐崎の老人のもとで修業する過程、下巻は兵法者となった才蔵と、一揆の蜂起へ向かう兵衛たちを描きます。道賢と兵衛が幕府側と民の側に分かれていく構図に注目できます。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 応仁の乱前夜の京を舞台に、一揆へ向かう無頼を描く
- 武将ではなく、牢人や民の側から歴史を読みたい人へ
- 文庫は上下二巻。2025年1月公開の映画の原作
こんな読み方をしたい人に
2025年1月公開の映画で作品を知り、原作を読みたい人に。戦国時代より前の、室町時代の京を舞台にした歴史小説を探すときの候補です。
今回は別の本がよさそうなとき
新潮文庫は上巻384ページ・下巻368ページの二冊で一作品です。代表書影と代表ISBNは上巻です。棒術の修業や一揆の戦いなど、暴力を伴う場面があります。史実を基にした小説で、歴史の解説書ではありません。
- 読み進め方の目安
- 何回かに分けて、じっくり向き合いたいときの候補。区切りと進捗をメモに残すと、次に開く場所を思い出せます。
- 文章の雰囲気
- 骨太
- 選書時に重視した読後感
- 現実から離れる・知識が増える。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
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書誌・参考情報
- 著者
- 垣根涼介
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2019-01-29
- 版・判型
- 新潮文庫・上下巻
- 上巻のISBN
- 9784101329789
- 下巻のISBN
- 9784101329796
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『室町無頼〔上〕』新潮文庫(下巻は同社132979) ↗(確認日 2026-10-07)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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