
太宰治|『人間失格』|(新潮文庫刊)
恋愛・人間ドラマ
人間失格
太宰治新潮文庫・改版 / 新潮社 / 2006-01 / 192ページ
ISBN 9784101006055
他人に合わせて自分を偽る男は、自分をどう語るのか。大庭葉蔵の手記を通して、人と生きる難しさを考える小説。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
人との関わりに不安を抱える大庭葉蔵は、周囲に合わせながら本当の自分を隠して生きています。彼が自らを厳しく見つめる手記を通して、人間関係や自分自身との隔たりが語られます。本人による自己評価をどう受け取るか、人と共に生きるとはどういうことかを問いながら読める小説です。
読む前に知っておきたいこと
主人公に共感できるかだけでなく、本人が自分をどんな言葉で説明しているかに注目する読み方を提案します。葉蔵の自己告白を、著者本人の経歴や人生相談への答えと同一視せず、一人の人物の語りとして受け取ることもできます。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 主人公の自己告白を軸に、人との隔たりを描く
- 人物が自分を語る言葉そのものに注目したい人に
- 短い文庫でも題材は重く、気分に合わせて選べる
こんな読み方をしたい人に
出来事の多さより、自分と他人の間にある隔たりを言葉で考えたい人に。対象版は192ページですが、短さを気軽に読める保証とはせず、今この主題に向き合いたいかで選ぶことを提案します。サイトでは恋愛だけでなく人間ドラマを含むジャンルに分類しています。
今回は別の本がよさそうなとき
強い自己否定や人間関係の苦しさを扱います。同じ感想や心の支えを得られるとは限らず、つらさが重なる日は読む時期を変えてかまいません。刊行年月はNDL・openBDで確認した対象ISBNの改版年月「2006年1月」を掲載し、出版社が示す文庫の初刊日「1952年11月3日」と区別しています。
- 読み進め方の目安
- 短い区切りから読み始めたいときの候補。短く読める分類でも、内容の軽さや読了時間を保証するものではありません。
- 文章の雰囲気
- 骨太
- 選書時に重視した読後感
- 視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
自分に合う版で、続きを読む。
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書誌・参考情報
- 著者
- 太宰治
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2006-01
- 版・判型
- 新潮文庫・改版
- 掲載版のページ数
- 192ページ
- 新潮文庫・改版のISBN
- 9784101006055
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『人間失格』新潮文庫版 ↗(確認日 2026-09-19)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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