
三島由紀夫|『金閣寺』|(新潮文庫刊)
恋愛・人間ドラマ
金閣寺
三島由紀夫新潮文庫・新装版 / 新潮社 / 2020-10-28 / 400ページ
ISBN 9784101050454
金閣の美に心をとらわれた学僧・溝口。その憧れと現実の隔たりを内面から追う、実際の放火事件に材を取った小説。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
吃音や自分の容貌に悩む学僧・溝口にとって、金閣は特別な美を持つ存在です。その美への憧れは、現実の生活や人との関係のなかでどのように変わっていくのか。実際の金閣放火事件を題材にしながら、一人の青年の内面と言葉を通して、美との関係を描く小説です。
読む前に知っておきたいこと
実際の事件の記録を知りたいか、事件に材を取った人物の内面を読みたいかが選ぶ軸になります。本作では、美への憧れと溝口の現実の関係に注目できます。建築の案内や事件を検証する資料とは、読む目的を分けて選べる小説です。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 美への憧れと現実の隔たりを青年の内面から描く
- 事件の手順より、人物の考え方を追いたい人に
- 実際の事件に材を取る小説で、歴史の解説書とは異なる
こんな読み方をしたい人に
人物が抱く美のイメージと、その人物の考え方をじっくり追いたい人に。400ページの文庫を、一気に結論へ進むより、気になった言葉や考えの変化を読書ログに残しながら読む方法を提案します。三島由紀夫の小説を内面描写から試したい場合にも候補になります。
今回は別の本がよさそうなとき
吃音や容貌への悩み、放火に関わる重い題材を扱います。静かな寺院の風景を楽しむ旅行記ではありません。短編で一区切りつけたい日には長さを確認してください。ここでは2020年の新装版を紹介しており、旧版や大活字版とはISBNが異なります。
- 読み進め方の目安
- 何回かに分けて、じっくり向き合いたいときの候補。区切りと進捗をメモに残すと、次に開く場所を思い出せます。
- 文章の雰囲気
- 美しい文章
- 選書時に重視した読後感
- 視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
自分に合う版で、続きを読む。
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書誌・参考情報
- 著者
- 三島由紀夫
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2020-10-28
- 版・判型
- 新潮文庫・新装版
- 掲載版のページ数
- 400ページ
- 新潮文庫・新装版のISBN
- 9784101050454
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『金閣寺』新潮文庫新装版 ↗(確認日 2026-09-19)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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