
高山羽根子『首里の馬』(新潮文庫刊)
恋愛・人間ドラマ
首里の馬
高山羽根子新潮文庫 / 新潮社 / 2022-12-23 / 208ページ
ISBN 9784101044316
沖縄の郷土資料館で資料整理を手伝い、遠くの誰かにオンラインでクイズを読み上げる未名子。台風の夜、一頭の宮古馬が迷い込む。第163回芥川賞受賞作。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
未名子は沖縄の古い郷土資料館で資料の整理を手伝いながら、「問読者」という仕事をしています。世界のどこかで一人きりで働く相手に、オンラインでクイズの問題を読み上げる仕事です。ある台風の夜、一頭の宮古馬が迷い込みます。孤独な人々の記憶と、島に残された記録は、どうつながっていくのか。その過程を追う小説です。
読む前に知っておきたいこと
主人公は、土地の資料を保存する場所と、遠くの人と通信で話す仕事という、二つの場を行き来します。宇宙ステーションや深海、紛争地のシェルターにいる人々が、通信の相手として登場します。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 資料館の記録と、遠隔のクイズの仕事を軸にした物語
- 記録を残すことや、離れた人とのつながりに関心がある人へ
- 208ページの新潮文庫。芥川賞受賞作を短めの一冊で読める
こんな読み方をしたい人に
芥川賞受賞作を文庫で読みたい人や、沖縄の土地の記録を題材にした小説に関心がある人に。大きな事件より、人と人との距離を描く物語を探すときの候補です。
今回は別の本がよさそうなとき
謎解きやはっきりした解決を求める日には向かない可能性があります。島の記録を残すことが題材に含まれます。掲載版は2022年刊の新潮文庫で、2020年刊の単行本とは別版です。
- 読み進め方の目安
- 短い区切りから読み始めたいときの候補。短く読める分類でも、内容の軽さや読了時間を保証するものではありません。
- 文章の雰囲気
- 美しい文章
- 選書時に重視した読後感
- 視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
自分に合う版で、続きを読む。
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書誌・参考情報
- 著者
- 高山羽根子
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2022-12-23
- 版・判型
- 新潮文庫
- 掲載版のページ数
- 208ページ
- 新潮文庫のISBN
- 9784101044316
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『首里の馬』新潮文庫 ↗(確認日 2026-10-07)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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