
重松清『きよしこ』(新潮文庫刊)
恋愛・人間ドラマ
きよしこ
重松清新潮文庫 / 新潮社 / 2005-06-26 / 304ページ
ISBN 9784101349176
吃音があり、転校を重ねる少年の成長を七編でたどる小説。うまく話せないことと、伝えたい気持ちがないことを分けて見つめます。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
少年きよしは、言いたいことを思うように口にできず、転校先で友だちをつくることにも悩んでいます。あるクリスマスに想像したのは、自分だけの友だち「きよしこ」。小学一年生から高校三年生までの出来事を通して、言葉になる前の気持ちと、人に何かを伝えることを描く七編の物語です。
読む前に知っておきたいこと
七編は少年の成長に沿ってつながっています。出来事ごとに区切りながらも、前の時期と今の少年を比べて読むことが選書の軸になります。著者の少年期の経験を踏まえた小説であり、医学的な解説書ではありません。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 少年の十二年間を、成長に沿った七編でたどる
- 話す速さより、相手の気持ちに注意を向けたい人へ
- 孤立やからかいを扱い、吃音の治療を説く本ではない
こんな読み方をしたい人に
転校や新しい環境での孤独を、少年の側から考えたい人に。『ナイフ』の複数の家庭より、一人の人物の時間を続けて追いたい場合に提案します。
今回は別の本がよさそうなとき
吃音をめぐるからかいや孤立が描かれます。読むことで話し方が変わるといった効果を約束する本ではありません。ページ数は出版社表記の304ページで、購入先の291ページ表記とは差があります。ISBNと版をご確認ください。
- 読み進め方の目安
- 日々の読書時間に組み込みたいときの候補。まとまった時間がない日は、無理に読み切らず、気になるところで区切ってみてください。
- 文章の雰囲気
- 軽やか
- 選書時に重視した読後感
- 視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
自分に合う版で、続きを読む。
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書誌・参考情報
- 著者
- 重松清
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2005-06-26
- 版・判型
- 新潮文庫
- 掲載版のページ数
- 304ページ
- 新潮文庫のISBN
- 9784101349176
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『きよしこ』新潮文庫版 ↗(確認日 2026-09-27)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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