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『火花』に似た本 おすすめ6選

『火花』(又吉直樹)が好きな人に。読後感や文体が近い作品を、つぎの一冊が厳選しました。

火花(又吉直樹)の表紙

基準の一冊

火花

又吉直樹

第153回芥川龍之介賞受賞。売れない芸人と天才肌の先輩芸人の十年を描く。

『火花』のあらすじ・おすすめポイントを見る →

似ている本 6選

それぞれの「似ている点」を添えています。気になった一冊からどうぞ。

  • 青天(若林正恭)の表紙1

    恋愛・人間ドラマ

    青天

    若林正恭

    若林正恭のエッセイ。お笑い芸人の内側からの視点は『火花』の世界をリアルに補完してくれます。

    総大三高アメリカンフットボール部の中村昴は、仲間から「アリ」と呼ばれています。万年二回戦敗退のチームは、相手校の練習を隠し撮りして最後の大会に臨みますが、強豪・遼西学園に敗れます。引退後も敗北を引きずる昴が、仲間や競技と向き合い直す姿を描きます。

    この本の魅力

    1. 1高校アメリカンフットボール部を舞台にした青春小説
    2. 2敗戦後に残る感情と、引退した部員たちの関係を描く
    3. 3競技から離れた主人公がもう一度向き合うまでを追う
  • 何者(朝井リョウ)の表紙2

    恋愛・人間ドラマ

    何者

    朝井リョウ

    朝井リョウの直木賞受賞作。若者の等身大の葛藤を鋭く描く点は『火花』と同じ時代の空気を持つ一冊です。

    就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運びました。そこで光太郎と別れた瑞月と再会し、瑞月の留学仲間・理香たちと就活対策として集まるようになります。SNSや面接を通して、それぞれの「本当の自分」が浮かび上がっていく、第148回直木賞受賞作です。

    この本の魅力

    1. 1第148回直木賞受賞・2016年に映画化された長編
    2. 2就活とSNSを舞台に、人間関係の本質を鋭く描く
    3. 3他人を観察する拓人自身の姿も次第に浮かび上がる
  • 熟柿(佐藤正午)の表紙3

    恋愛・人間ドラマ

    熟柿

    佐藤正午

    佐藤正午の長編。表現者の生き様を独特の文体で描く読み味は『火花』の読者に刺さります。

    ひき逃げの罪に問われたかおりは、裁判中に息子の拓を出産します。出所後、息子に会いたい気持ちから園児を連れ去り、拓との接見を禁じられることに。各地を移りながら生きるかおりの長い歳月を通して、罪を犯した母親と、会うことのできない子どもの関係を描きます。

    この本の魅力

    1. 12026年本屋大賞で2位となった長編
    2. 2罪を抱えた母の長い歳月と、息子への思いを描く
    3. 3直木賞作家・佐藤正午が描く、母と子の物語
  • 傲慢と善良(辻村深月)の表紙4

    恋愛・人間ドラマ

    傲慢と善良

    辻村深月

    辻村深月の長編。人を想うことの痛みと心理描写の深さは『火花』の情感と通じます。

    西澤架の婚約者・坂庭真実が姿を消します。彼女を探す架は、これまで知らなかった真実の過去と向き合うことになります。出会いや結婚だけでなく、進学や就職を含む人生の選択は、本当に自分だけで決めたものなのか。失踪の謎を追いながら、自分と他人を見る基準を問い直す恋愛小説です。

    この本の魅力

    1. 1婚約者の失踪から、結婚観と自己評価のずれをたどる
    2. 2マッチングアプリ時代の恋愛と結婚の判断軸を描く
    3. 3「善良」と「傲慢」をめぐる、二人の自己認識を描く
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(村上春樹)の表紙5

    恋愛・人間ドラマ

    色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

    村上春樹

    村上春樹の長編。静かな喪失と自己との対峙を描く構成は、同じ内省的な読書体験です。

    駅をつくる仕事をする多崎つくるには、名古屋の高校時代に親しかった四人の友人がいました。しかし大学時代、理由を知らされないまま全員から関係を断たれます。その出来事を抱えて生きるつくるを、恋人の沙羅が過去へ向き合うよう促します。失われた友人関係をたどる旅を描く長編です。

    この本の魅力

    1. 1友人四人からの絶縁という過去を、現在からたどる
    2. 2関係が途切れた理由と、人物の内面を読みたい人に
    3. 3一冊で完結する、文春文庫432ページの長編
  • すべて真夜中の恋人たち(川上未映子)の表紙6

    恋愛・人間ドラマ

    すべて真夜中の恋人たち

    川上未映子

    川上未映子の長編。静かな文体で人間関係の機微を描く作品です。

    三十四歳のフリー校閲者・入江冬子は、人付き合いを避け、誕生日の夜に一人で街を歩くことを楽しみにしていました。カルチャーセンターで年上の三束と出会ったことで、冬子の静かな日常と感情が少しずつ変わっていきます。孤独と恋を見つめる長編で、映画は2026年11月13日公開予定です。

    この本の魅力

    1. 12026年11月13日に映画公開予定
    2. 2孤独と親密さを描く、川上未映子の恋愛小説
    3. 3人付き合いを避けてきた校閲者と、年上の男性の出会いを描く

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