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『方舟』に似た本 おすすめ6選

『方舟』(夕木春央)が好きな人に。読後感や文体が近い作品を、つぎの一冊が厳選しました。

方舟(夕木春央)の表紙

基準の一冊

方舟

夕木春央

地下建築で地震に遭い、出口を塞がれた人々。その中で殺人が起き、脱出のための犠牲と犯人探しが結びつくミステリー。

『方舟』のあらすじ・おすすめポイントを見る →

似ている本 6選

それぞれの「似ている点」を添えています。気になった一冊からどうぞ。

  • 時計泥棒と悪人たち(夕木春央)の表紙1

    ミステリー

    時計泥棒と悪人たち

    夕木春央

    同じ夕木春央のシリーズ作。限定された空間での推理合戦は『方舟』と同じ手に汗握る読書体験です。

    画家の井口は、実業家に譲った置時計が贋物だったと知ります。しかも、その時計は美術館で展示される予定でした。井口は元泥棒の蓮野と、本物へのすり替えを試みます。時計をめぐる一篇のほか、身代金要求や貨物船の殺人など、大正時代を舞台に二人が関わる事件を収めた連作短編集です。

    この本の魅力

    1. 1『方舟』の著者による、大正時代を舞台にした連作短編集
    2. 2『絞首商會』に繋がる蓮野シリーズ・連作短編集
    3. 3元泥棒の蓮野と画家の井口が、贋物の時計をめぐって動く
  • そして誰もいなくなった(アガサ・クリスティ)の表紙2

    ミステリー

    そして誰もいなくなった

    アガサ・クリスティ

    アガサ・クリスティの金字塔。クローズドサークルものの原点として、『方舟』の構造のルーツに触れられます。

    年齢も職業も異なる十人の男女が、正体の見えない招待主に呼ばれて孤島の屋敷へ集まります。夕食の席で、それぞれの過去の罪を告発する声が流れ、やがて童謡の歌詞に沿うように一人ずつ命を落としていきます。島から出られず、招待主も見つからない状況で、残された者たちは互いを疑い始めます。この登録版は英文の難しい語に日本語のルビ訳を添えた英語読本です。

    この本の魅力

    1. 1外部と隔てられた孤島で、容疑者が減っていく緊張感
    2. 2童謡と室内の人形が、事件の進行を示す仕掛け
    3. 3日本語のルビ訳を頼りに、英文で物語を読みたい人向け
  • 十二人の死にたい子どもたち(冲方丁)の表紙3

    ミステリー

    十二人の死にたい子どもたち

    冲方丁

    冲方丁のミステリ。集まった十二人の思惑が交錯する空間劇は『方舟』と同じ緊張感です。

    安楽死を目的に集まった十二人の少年少女は、集合場所で予定にない十三人目の死体を見つけます。この人物は誰なのか、ここで何が起きたのか。自分たちの計画を前に、集まった者たちは議論を始めます。生きることと死ぬことをめぐる問いが、死体の謎と重なる密室劇です。

    この本の魅力

    1. 1十二人の少年少女と、予定にない十三人目の死体
    2. 2登場人物の議論から謎を追うミステリーを読みたい人に
    3. 3自殺を題材とするため、読むときの気持ちに合わせて選びたい
  • 六人の嘘つきな大学生(浅倉秋成)の表紙4

    ミステリー

    六人の嘘つきな大学生

    浅倉秋成

    浅倉秋成の代表作。登場人物への印象が二転三転する構成は『方舟』の読者が好むタイプの一作です。

    有名企業の最終選考に残った六人の大学生は、グループディスカッションへ向けて準備を進めます。ところが選考の条件が変わり、仲間だった六人が採用を争うことになります。さらに面接室の封筒が彼らの秘密を暴き、互いへの見方を変えていく就活ミステリーです。

    この本の魅力

    1. 1採用枠を争う六人の議論と、告発の手紙が軸になる
    2. 2限られた情報から他人を判断する怖さに関心がある人に
    3. 3登場人物の印象が変わる過程を、結末を知らずに追いたい一冊
  • アンデッドガール・マーダーファルス(青崎有吾)の表紙5

    ファンタジー

    アンデッドガール・マーダーファルス

    青崎有吾

    青崎有吾の本格ミステリ。論理で真相を組み立てる醍醐味は『方舟』の解決編と同じ快感です。

    怪物たちが生きる十九世紀末のヨーロッパ。人間と共存する吸血鬼が、銀の杭で殺される事件が起きます。呼ばれたのは、鳥籠に収まる首だけの探偵・輪堂鴉夜と、半人半鬼の真打津軽でした。怪物の特性も手がかりになる世界で、不可能に見える事件を推理するシリーズの第1作です。

    この本の魅力

    1. 12023年にテレビアニメ化された怪異ミステリー
    2. 2首だけの不死者と半人半鬼の青年が謎へ挑む
    3. 3怪物と本格ミステリーを組み合わせたシリーズの入口
  • ツミデミック(一穂ミチ)の表紙6

    ミステリー

    ツミデミック

    一穂ミチ

    一穂ミチの連作短編。視点を変えることで真相が見える構成は、同じ「構造の妙」を楽しめます。

    大学を中退して夜の街で働く青年の前に、亡くなった同級生の名を名乗る女性が現れる「違う羽の鳥」をはじめ、感染症の流行によって暮らしが変わった時代の六編を収録します。人が抱える罪悪感や秘密、他者との距離を、それぞれ異なる人物の物語から描く短編集です。

    この本の魅力

    1. 1第171回直木賞を受賞した短編集の文庫版
    2. 2感染症が広がった時代を背景にした六編の短編集
    3. 3日常の選択と罪悪感を異なる人物の視点から描く

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