しゃばけシリーズを初めて読むなら、『しゃばけ』→『ぬしさまへ』→『ねこのばば』の順を提案します。第1作で一太郎と妖たちの関係に触れ、そのあと短編で世界を広げる読み方です。すでに第1作を読んだ人は第2作へ、第2作まで読んだ人は第3作へ。3冊をまとめて買う必要はなく、まず今の自分の位置に合う一冊を選びましょう。[1][2][3]

この記事はシリーズ全巻の一覧ではなく、当サイトに登録している最初の3作の入口案内です。短編から試したい人、久しぶりで誰が誰か忘れた人、妖の物語なら穏やかそうと思っている人に向けて、順番だけでは決まらない違いを整理します。

選ぶ前に、読んだ範囲・区切り・題材を確認する

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    どこまで読んだか
    初読なら第1作。続きを読みたいなら次の作品へ。再開するときは、読んだ巻の番号より一太郎と周囲の関係を覚えているかを確かめます。
  2. 2
    どこで本を閉じたいか
    ひと続きの物語に戻りたいなら『しゃばけ』。一話の終わりで休みたいなら、続く2冊の短編という構成が候補になります。
  3. 3
    今日は事件を読みたいか
    妖との掛け合いだけでなく、人の死や殺人を扱います。優しい雰囲気と、つらい題材がないことは別です。

初読なら『しゃばけ』:人物と世界を知る長編

江戸の薬種問屋・長崎屋の若だんな一太郎は病弱で、周りには妖たちがいます。ある夜の外出先で殺人を目撃したことから、事件を追う物語へ入っていきます。身近な人間と妖が同じ暮らしの中にいることが、このシリーズの入口です。[1]

向くのは、謎だけでなく「この人たちはどういう関係なのか」も最初から知りたい人です。編集部が第1作を勧める理由は、有名だからではなく、続編で再会する人物への関心を作れるため。読みかけで休むなら、一太郎が今何を確かめようとしているかを目印に戻る方法を提案します。

今回は別の本がよさそうなのは、独立した短い話を一つだけ読んで終えたい人、殺人や身の危険を描く話から距離を置きたい人です。後者の場合は短編の続編へ移れば安心とは限りません。シリーズ自体を保留し、記事末尾の診断で別の気分から探してもよいでしょう。[1][2][3]

第1作を読んだら『ぬしさまへ』:六編で人物への関心を広げる

第2作『ぬしさまへ』は六編を収めた一冊です。幼なじみの栄吉の菓子をめぐる事件や、手代の仁吉の過去に触れる話など、若だんなの周囲へ目を向ける入口が複数あります。[2]

向くのは、第1作で気になった人たちにまた会いたい人、ひと続きの長編より一話の終わりを休憩点にしたい人です。六編を六日で読むと決める必要はありません。一話を読み終えたところで、次も同じ世界にいたいかを確かめる使い方ができます。

今回は別の本がよさそうなのは、若だんなも手代もまだ知らず、関係を一から追いたい人です。その場合は『しゃばけ』を先に。短編ならつらい出来事は少ないはず、と期待する人にも注意が必要です。公式の収録作紹介には人の死や殺人が含まれます。[2]

第2作の次は『ねこのばば』:五編で長崎屋の別の顔へ

第3作『ねこのばば』は五編。ふだん寝込みがちな一太郎が元気で、店も好調という始まりの「茶巾たまご」や、佐助に焦点を当てる「産土」などを収めています。同じ場所と人物を引き継ぎながら、別の出来事を読む一冊です。[3]

向くのは、若だんなの推理に加えて、そばにいる人たちの事情も知りたくなった人です。第2作の短編形式が自分に合ったなら、次も一話ずつ区切る読み方を続けられます。六編から五編になることを、一冊が簡単になるとか、早く読めるという意味には取りません。

今回は別の本がよさそうなのは、題名から猫だけを中心にした穏やかな日常を期待する人です。五編のうちには殺人事件を扱う話もあります。まだ第1作・第2作を読んでいない人には、短編の数より、すでに知っている人物との再会を楽しめるかで選ぶことを勧めます。[3]

途中から読める?久しぶりの再開は関係を思い出してから

第2作・第3作には話ごとの区切りがありますが、別々の人物に毎回入れ替わる短編集ではありません。「短編だから、どこからでも同じ」とは言い切らず、人物を知る順番として第1作からを提案します。初読で長編が負担なら、急いで短編の巻へ飛ばず、第1作の試し読みで相性を確かめる方法もあります。[1][2][3]

久しぶりの人は、書籍詳細のあらすじを読み、一太郎・長崎屋・妖たちの関係が思い浮かぶかを確認してください。思い出せるなら未読の次作へ。曖昧なら手元の前作を少し開き直す選択もあります。事件の結末を検索して復習すると、未読の展開まで知る可能性があるので注意しましょう。

今回の対象版は新潮文庫。3冊で全巻ではない

  • 第1作『しゃばけ』:畠中恵/新潮社・新潮文庫。2004年3月28日発売、352ページ、ISBN 9784101461212。
  • 第2作『ぬしさまへ』:畠中恵/新潮社・新潮文庫。2005年11月27日発売、ISBN 9784101461229。六編を一冊に収録。
  • 第3作『ねこのばば』:畠中恵/新潮社・新潮文庫。2006年11月28日発売、336ページ、ISBN 9784101461236。五編を一冊に収録。

上記は2026年10月7日に登録ISBNと出版社公式を照合した対象版です。ページ数は対象の文庫のもので、別版やシリーズ全体の長さではありません。[1][2][3]

これは一つの長編を上・中・下に分けた3冊ではなく、続く別作品です。シリーズにはこの先の作品もあり、公式サイトは文庫・単行本・コミック・関連本を分けて案内しています。今回の購入対象は紙の小説の文庫です。書名だけでなくISBNと版を購入先でも確認してください。[4]

まず一冊だけ選び、続きを読むかはあとで決める

初めてで、江戸の暮らしと妖のいる事件に興味があるなら『しゃばけ』を最初の候補に。気に入ったら『ぬしさまへ』、さらに人々の別の一面へ進むなら『ねこのばば』へ。長いシリーズを最後まで読む約束をしてから、始める必要はありません。

各書籍の「詳細を見る」や書名のリンクであらすじや選書情報を確かめ、後で決める本は書籍ページの「読みたい」に保存できます。登録済みの順番はシリーズ棚、著者別の一覧は畠中恵のページへ。気分が違えば診断で選び直し、購入したいときだけAmazon・楽天で現在の取扱状況を確かめてください。