この記事の結論

  • 続かない原因を、本・時間・読み方の3つに分ける
  • 読了ではなく、次の10分を楽しめる本を選ぶ
  • 合わない本を閉じることも、選書の一部と考える

本を買っても数日で止まり、自分は読書に向いていないと思ってしまう。けれど、続かない原因の多くは意志ではなく組み合わせです。いまの自分に対して、本が長すぎる、読む時間が遅すぎる、目標が大きすぎる。そのずれを一つずつ小さくします。

原因1: 読みたい本と読める本が違う

評判の大作を読みたい気持ちと、平日の夜に読める集中力は別です。最初は『コンビニ人間』のように視点が明確で、物語へ入りやすい本を挟んでもかまいません。長編は諦めるのではなく、余裕のある時期へ移します。

原因2: 読む単位が大きすぎる

一日一章、一週間で一冊という目標が負担なら、10分、5ページ、一場面へ小さくします。『氷菓』の謎を少しずつ追うように、次の区切りまでではなく、集中が残っているところで閉じると再開しやすくなります。

原因3: 合わない本を完読しようとしている

途中で閉じるのは失敗ではありません。いま求めているテンポや感情が分かったということです。明るい勢いが欲しいなら『成瀬は天下を取りにいく』へ替えるなど、違和感を次の選書へ使えば、読書は少しずつ自分のものになります。

続けるコツは、自分を本へ合わせることではなく、その日の自分へ本を合わせることです。