この記事の結論

  • 読書が続かない原因は、長編を選んでいることのことが多い
  • 30分で読み切れる短編で「完読」の体験を積む
  • 短い時間で読める本を選ぶと、習慣化しやすい

「読み始めたのに、なかなか読み終えられない」「積読が増えるばかり」——そんな読書の悩みは、多くの人が抱えています。じつは、読書が続かない原因は、選んだ本が「長すぎる」ことかもしれません。今回は、短編から始める読書法をご紹介します。

読書が続かないのは、長編のせいかも

長編小説を読み始めたものの、途中で挫折してしまった経験はありませんか? 物語の世界に入り込むまでは、ある程度の時間と集中が必要です。仕事や家事の合間の短い時間では、なかなか読み進められず、そのまま放置してしまうことも。

読書の習慣をつくるうえで大切なのは、「最後まで読み切る」経験を積むこと。そのために最適なのが、短編です。

短編の魅力:「読み切る」快感

短編の魅力は、なんといっても「読み切れる」こと。30分あれば読める短い物語は、通勤中や寝る前の隙間時間にぴったり。一つの物語を最後まで読み終える達成感は、次の読書への原動力になります。

しかも、短編には短編の深さがあります。長編では語られない、一瞬の感情や人生の機微を凝縮した物語は、読後も印象深く心に残ります。

まずは、この短編から

『走れメロス』(太宰治)は、友情と信頼を懸けて走り続ける物語。教科書で出会った名作を、あらためて味わえます。宮沢賢治の『風の又三郎』『注文の多い料理店』も、言葉の美しさとユーモアに満ちた短い物語。『銀河鉄道の夜』は、夢のような幻想の世界に浸れる一冊です。

こうした名作の短編は、どれも30分から1時間程度で読み切れます。短い物語を何度も読み終えることで、読書の感覚が戻ってきます。

短編でつく「読書の習慣」

読書を習慣にするコツは、無理をしないこと。「短い時間で読める本」を選ぶことも、習慣化の重要なポイントです。「つぎの一冊」の診断では、読める時間という軸から、短い時間で読める本を探せます。

短編から始めた読書は、いずれ長編にも挑戦できるようになります。無理なく、楽しく。あなたのペースで、読書の世界を広げていってください。