
浅田次郎『母の待つ里』(新潮文庫刊)
恋愛・人間ドラマ
母の待つ里
浅田次郎新潮文庫 / 新潮社 / 2024-07-29 / 400ページ
ISBN 9784101019291
孤独や家族との別れを抱える三人が「里帰り」を選ぶ長編。懐かしいはずの場所への違和感を入口に、ふるさとや迎えてくれる人の意味を考えます。
版・巻を確認して購入先へこの本のあらすじ
社長として働きながら孤独を抱える松永徹、定年とともに妻との結婚生活を終えた室田精一、親を看取った医師の古賀夏生。三人はそれぞれに里帰りを選びます。しかし四十年ぶりのふるさとで松永を迎えるのは、初めて会う母でした。母との時間を通し、帰る場所とは何かをたどる小説です。
読む前に知っておきたいこと
三人の仕事や家族の事情を見比べると、「帰りたい」という気持ちの違いが選書の入口になります。里の仕組みを先に調べず、人物が何を求めているかを追う読み方を提案します。
EDITOR’S NOTE
この一冊を選ぶために
ここからは編集部の選書判断です。読みやすさや読後感には個人差があります。
- 事情の異なる三人の里帰りから展開する長編
- 仕事や家族の節目に、居場所について考えたい人へ
- 親との死別や離婚も扱い、懐かしさだけの物語ではない
こんな読み方をしたい人に
都市での生活と、迎えてくれる場所との距離を考えたい人に。家族小説を、血縁だけでなく居場所という関心から探すときの候補です。
今回は別の本がよさそうなとき
親との死別、離婚、孤独を扱います。癒やしや懐かしさだけを期待する場合は、試し読みで題材との相性を確かめてください。原作小説の文庫一冊で、ドラマの脚本集ではありません。発売日・ページ数は出版社表記です。
- 読み進め方の目安
- 日々の読書時間に組み込みたいときの候補。まとまった時間がない日は、無理に読み切らず、気になるところで区切ってみてください。
- 文章の雰囲気
- 美しい文章
- 選書時に重視した読後感
- 心が温まる・視野が広がる。すべての読者に同じ感想が生まれるとは限りません。
自分に合う版で、続きを読む。
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書誌・参考情報
- 著者
- 浅田次郎
- 出版社
- 新潮社
- 掲載版の刊行情報
- 2024-07-29
- 版・判型
- 新潮文庫
- 掲載版のページ数
- 400ページ
- 新潮文庫のISBN
- 9784101019291
版・ページ数・追加解説の設定を確認した情報源:新潮社『母の待つ里』新潮文庫版 ↗(確認日 2026-09-29)。出版社の内容紹介には、本文より詳しい展開が記載される場合があります。
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